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シグマ、乗っ取られた公式Instagram復旧できず アカウント再取得して再開
カメラレンズメーカーのシグマは、不正アクセスで乗っ取られていた「SIGMA Japan」のInstagram公式アカウントを再開した。
カメラレンズメーカーのシグマは1月31日、「SIGMA Japan」のInstagram公式アカウントを(@sigma_japan)を再開したと発表した。
同アカウントは2023年末に第三者からの不正アクセスにより乗っ取られて削除された後、復旧を目指していたが困難と判断。改めて同じアカウントを取得し、ゼロから投稿を再開した。
旧アカウントをフォローしていた人には、再度フォローしてほしいと呼び掛けている。
アカウントが乗っ取られた経緯はこうだ。2023年11月27日、Meta(Instagram)からの公式連絡を装ったメールに対して同社の担当者が対応したところ、@sigma_japanのInstagramアカウントの管理情報が無効化されてアクセスできなくなると同時に、アカウント自体も削除された。
同社はアカウントの復旧に向けてMetaに対応を求めたが、早急な復旧は困難と判断。新たに同じアカウント名で公式アカウントを取得して再開することにした。
新アカウントでは、製品情報に加え、シグマのカメラやレンズで撮影された作品や、技術へのこだわりといったコンテンツを発信していく。
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