速報
Amazonも予想を上回る増収増益 AWSと主力のネット通販が好調
Amazonの10月〜12月期決算は、売上高は14%増、純利益は372%増と好調だった。AWSの売上高は13%増。広告が27%増だった。
米Amazon.comは2月1日(現地時間)、2023年第4四半期(10月〜12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比14%増の1699億6100万ドル、純利益は372%増の106億2400万ドル(1株当たり1ドル)だった。前年同期は出資している米電気自動車企業Rivian Automotiveの株価急落の影響が続いていたが、人員削減などのコスト抑制策が奏功し、また年末商戦も順調で、純利益は前四半期に続いて過去最高を更新した。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は1662億ドル、1株当り純利益は80セント)を上回った。
セグメント別では、クラウドサービスのAWSの売上高は前年比13%増の242億400万ドルと、成長率は鈍化したものの好調だった。営業利益はコスト削減努力により、39%増だった。
主力のネット通販の売上高は9%増、広告事業が27%増だった。
アンディ・ジャシーCEOは「収益、営業利益、フリーキャッシュフローが大幅に改善した。(中略)AWSでは、新たな生成AI機能が好評だ。広告サービスも継続的に改善している」と語った。
1〜3月期については、売上高を1380億ドル〜1435億ドルと予想した。
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