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Waymoのロボタクシー、襲撃を受け炎上
Alphabet傘下の自動運転車企業Waymoのロボタクシー車両がサンフランシスコの路上で襲撃され、炎上した。無人だったので怪我人などはいなかった。
米Alphabet傘下の自動運転車企業Waymoがサンフランシスコで提供している無人タクシーの車両が2月11日夜(現地時間)、チャイナタウンで暴徒に破壊され、炎上した。サンフランシスコ消防署が公式アカウントでポストした。
消防署によると、「落書きされ、窓ガラスを割られ、最終的に車両全体が炎上した」という。
Waymoは地元紙のSan Francisco Chronicleなどに対し、車両が破壊されたときは乗客が降車した後であり完全に無人だったという声明文を送った。
地元警察はこの件について特に発表しておらず、本稿執筆現在、逮捕者はいないようだ。
Waymoと米GM傘下のCruiseは、カリフォルニア公共事業委員会(CPUC)が昨年8月にサンフランシスコでのロボタクシー提供を承認したため、同地でサービスを提供してきた。
だが昨年10月、路上で他の車にはねられた歩行者をCruiseのロボタクシーが引きずるという事故が発生し、Cruiseはロボタクシーの提供を完全に停止している。
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