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ソフトバンク、被災全エリアを応急復旧 能登半島地震で 作業に延べ9239人
ソフトバンクは27日、令和6年能登半島地震の影響で携帯電話が使えない、使いづらくなっていた全エリアの応急復旧が完了したと発表した。
ソフトバンクは2月27日、令和6年能登半島地震の影響で携帯電話が使えない、使いづらくなっていた全エリアの応急復旧が完了したと発表した。同日午前に輪島市が復旧。全域でLTE(4G)、WCDMA(3G)ともに使えるようになったという。
1月1日の午後4時10分ごろに石川県沖で発生した地震により、多くの基地局や伝送路が被害を受けた。ソフトバンクでも一時、石川県の広い地域と新潟県の一部で携帯電話が利用できない、または利用しづらい状況になった。
現地は車両での移動が困難な地域も多かったため、作業員が1人でも運搬できる可搬型衛星アンテナや可搬型発電機などを活用。衛星通信による暫定的な伝送路や電源を確保した。
可搬型衛星アンテナなどは103カ所に設置。移動電源車や可搬型発電機は198カ所に配置した。復旧活動に取り組んだ作業員はのべ9239人におよぶ。
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