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グリコ、チルド食品の出荷停止を延長 5月中旬→「未確定」に
江崎グリコは1日、システム障害によって出荷業務を停止しているチルド食品について、停止期間が延びると発表した。再開時期は「未確定」という。
江崎グリコは5月1日、システム障害によって出荷業務を停止しているチルド食品について、停止期間が延びると発表した。これまで5月中旬の再開を目指していたが、1日時点で再開時期は「未確定」という。
「プッチンプリン」などの自社チルド食品と、キリンビバレッジから販売を受託している「無添加野菜シリーズ」など紙パック商品が対象。システム障害の問題は特定できたものの、その解消に向けた作業に時間がかかっているという。
江崎グリコは「商品の安定供給に向け万全を期すため、出荷停止期間の延長を決定した」と説明。「出荷再開のメドが立ち次第、改めて案内する」としている。
システム障害のきっかけは、生産から物流、ファイナンスなどの情報を統合する基幹システムを新たに構築し、4月3日に全面移行したこと。システム切り替えの際に障害が発生し、全国の物流センターで出荷業務が遅延。一部取引先にも遅延や欠配が発生した。
4月14日には障害の解消に向けてチルド食品の出荷を一時停止。18日に一部を再開したものの、物流センターで出荷データの不整合が見つかった他、受注品目数に対して処理が間に合わず、19日から再度出荷を停止している。
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