検索
ニュース

「iPad Pro」に新モデル まさかの「M4」チップ搭載、初のOLEDパネルも【追記あり】

米Appleは5月7日(現地時間)、新型タブレット「iPad Pro」を発表した。M3チップを飛び越え、Apple製品で初めてM4チップを搭載。11インチと13インチの2モデル展開となる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 米Appleは5月7日(現地時間)、新型タブレット「iPad Pro」を発表した。2023年10月に発表された「M3」チップを飛び越え、Apple製品で初めて「M4」チップを搭載。11インチと13インチの2モデル展開となる。


新型「iPad Pro」

 M4チップは、CPUは4つの高性能コア、6つの高効率コア、10コアGPUを内蔵した3nm世代のSoC。M2よりも最大50%高速化しており、GPUはレンダリングパフォーマンスを4倍に強化したという。レイトレーシングもサポートする。AIや機械学習に使用する16コアのNeural Engineは、毎秒38兆回の演算が可能という。


「M3」を飛び越えて「M4」チップ搭載

 ディスプレイは、iPad初のOLEDパネル「Ultra Retina XDR」を採用。最大1000ニト、ピークHDR輝度で1600ニトをほこる。これまで縦に配置されていたフロントカメラとFace IDセンサーは横に移動。Magic Keyboardなどを装着した状態でFaceTimeが使いやすくなっている。ProMotion(120Hz)もサポートする。


新型「iPad Pro」の機能一覧

 カメラは1200万画素の広角カメラのみのシングル仕様に変更された。書類を正確にスキャンできるよう、AIで申込用紙や領収書などを検出、不要な影がある場合は「アダプティブTrue Toneフラッシュ」で撮影した複数枚のイメージをつなぎ、影や映り込みを消すという。LiDARスキャナも搭載している。


カメラがデュアル→シングル仕様に

書類などのスキャン品質が大幅に向上したという

 ボディはApple製品最薄の5.1mmで、iPod nanoよりも薄型化。4つの高品質マイクとドルビーアトモス対応の4スピーカーを内蔵しており、動画撮影や映像の再生時に威力を発揮するという。USB-CポートはThunderboltに対応しており、最大40Gbpsのデータ転送、最大6Kの外部出力が可能だ。

 価格は、11インチモデルが16万8800円から、13インチモデルは21万8800円から。ストレージは256GB、512GB、1TB、2TBの4種類で、最上位にあたる13インチ/2TB/Nano-textureガラス/Wi-Fi + Cellularモデルは44万2800円に達する。発売は5月15日を予定している。

 また、オプションとして「Apple Pencil Pro」(詳細はこちら)や新しい「Magic Keyboard」を追加。Magic Keyboardは、ファンクションキーが新たに追加されている。


ファンクションキーが追加された新型「Magic Keyboard」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る