速報
Adobe競合のAffinity、クレカ情報登録不要、半年間無料のトライアル開始
Adobe競合のデザインツール「Affinity」が半年間無料で試用できるようになった。必要なのはメールアドレスのみ。永久ライセンスは通常2万4400円だが、半額セールも実施中だ。
デザインツール「Affinity」シリーズを手掛ける英Serifは7月8日(現地時間)、Mac、Windows PC、iPad向けの「Affinity Photo」「Affinity Designer」「Affinity Publisher」を6カ月(半年)間無料で使えるトライアルを開始したと発表した。メールアドレスを入力するだけでダウンロードでき、トライアル後購入する義務はない。
Affinityシリーズは米Adobeのサブスク制とは異なる買い切り(永久ライセンス)製品。3つのアプリを合わせた「Affinity V2」の販売価格は2万4400円だが、現在半額(1万2200円)セールも実施中だ。
アシュリー・ヒューソンCEOは同日公開した動画で「新しいツールを完全に評価するには6カ月のトライアルが必要」だと考えたため、トライアルを開始したと語った。「ちなみに、これには条件はなく、クレジットカード情報を提供する必要も、詳細を記入する必要もない。(中略)キャンセルを忘れないようにしないと、などと心配する必要もない」。
申し込みは専用ページ(日本版)から。
Serifは3月、豪Canvaによる買収を発表した。買収後も永久ライセンスを継続し、さらに価格を手頃にすると約束している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Adobeのサブスク「解約チラつかせると半額」にも批判 不公平な料金体系は続くのか
Adobeのサブスク料金体系について、「年間プランの月々払い」を中途解約しようとすると、莫大な手数料が一括請求される問題が話題になった。一方、もう一つの問題として「解約しようとすると、大幅な割引きがオファーが出る」点にも言及する声がある。Canvaに買収されるAffinity、アプリの買い切り型存続を約束
Canvaに買収されるSerifは、完了後もAffinityのアプリ買い切り型の提供方法と永久ライセンスを今後も続けると説明した。来年には無料アップデートを予定している。Canva、Affinityを買収 Adobe対抗のデザインツール大手
オンラインデザインツール「Canva」を手掛ける豪Canvaは3月26日、プロフェッショナル向けデザインツール大手の英Affinityを買収すると発表した。「Adobeユーザーは定期課金を喜ばしく思っていない」 フォトショ・イラレ競合の「Affinity」はサブスク牙城にどう挑むか
「Affinity」シリーズとして買い切り型の写真加工ソフトなどを提供する英Serif。アップデートしたばかりの製品で、競合の米Adobeにどう挑むか。CEOが考える自社製品の強みは。