iPhone→Androidへの乗り換えで障壁になっていた「LINEトーク履歴の完全移行」、Galaxyが対応
韓国Samsung Electronicsは7月10日、同社のスマートフォン「Galaxy」向けデータ移行ツール「Smart Switch」をバージョンアップし、LINEのトーク履歴のフル移行に対応したと発表した。同日からアップデートの配信を開始している。
韓国Samsung Electronicsは7月10日、同社のスマートフォン「Galaxy」向けデータ移行ツール「Smart Switch」をバージョンアップし、LINEのトーク履歴のフル移行に対応したと発表した。同日からアップデートの配信を開始している。
LINEのトーク(会話)は、基本的にスマートフォンに保存する仕様となっており、LINEヤフーのサーバを使ったトーク移行は直近の14日分しか移すことができない。同じOS間であれば、トークデータをバックアップ(iOSはiCloud、AndroidはGoogleドライブ)することで全てのトーク履歴を引っ越せるものの、OSをまたいでの移行はできず、iOSとAndroidを行き来する際、アカウントを移しても過去のトークは消失してしまう。
日本で高い普及率を誇るLINEのこの仕様が、OSをまたいだ機種変更の障壁の1つになっていた側面はあり、マルチデバイス対応とともにユーザーから仕様の見直しを求める声が長らく出ている部分でもある。OS間のトークデータ移行に対応する有料ツールも一部存在するが、Androidスマートフォンメーカーが提供するiPhoneからのデータ移行ツールで、LINEのトークデータの全面移行に対応するのはGalaxyが初となる。
ツールの対象は日本の電話番号で登録したLINEアカウント。メッセージ、スタンプ、通話履歴、画像、動画、ファイル転送、サムネイル(トーク画面上で見れる画像)含むトーク履歴の移行が可能になる。また、これまでLINEアプリ上で行っていたGalaxy同士でのLINEアカウント引き継ぎについても、Smart Switchアプリ内で行えるようになったという。
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