Meta、2桁台の増収増益 「Meta AIは年末までに世界で最も利用されるAIに」とザッカーバーグCEO
Metaの4月〜6月期決算は売上高は22%増、純利益は73%増だった。売上高は4四半期連続の20%以上の成長だ。AI強化のため引き続き設備投資を増やすとしている。
InstagramやFacebook、Threadsを運営する米Metaは7月31日(現地時間)、第2四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は前年同期比22%増の390億7100万ドル、純利益は73%増の134億6500万ドル(1株当たり5ドル16セント)だった。売上高は4四半期連続で20%以上の成長になる。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は383億1000万ドル、純利益は4ドル73セント)を上回った。
Metaの売上高のほとんどを占める広告収入は22%増の383億2900万ドルだった。
ちなみに、米Alphabetの直近の業績発表によると、同四半期の広告収入は11%増の646億1600万ドルだった。
マーク・ザッカーバーグCEOは発表文で「Meta AIは年末までに世界で最も利用されるAIアシスタントになる見込みだ」と語った。また「われわれは最先端のオープンソースAIモデルをリリースした。Ray-Ban Meta AIメガネは引き続き好調で、当社のアプリ全体でも順調な成長を遂げている」としている。
AR/VRの“メタバース”を担うReality Labs部門の売上高は28%増だが、営業損失は44億8000万ドル。2020年後半以降、同部門の累計損失は約500億ドルに上る。
第3四半期の収益見通しは385億ドル〜410億ドルとした。
2024年通年の設備投資額は、以前の350億〜400億ドルから370億〜400億ドルに引き上げる。2025年には、AIの研究開発への取り組みを支援するため、設備投資額が大幅に増加すると予想するとしている。
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