「iPhone 16」4モデル先行レビュー “差が縮まった”無印とPro、どれを選ぶべきか実機でチェックする(4/4 ページ)
2024年のiPhoneはどれを選ぶべきか? それとも買い替えは控えるべきか? iPhoneユーザーの多くが悩んでいるのではないだろうか。実機を触って筆者が感じたのは「iPhone 16がお買い得」「実はカメラが重要」「半年の時間を買うためのアップデート」という3点だ。
フォトグラフスタイルや空間ビデオは全モデルで利用可能
iPhone 16シリーズ4機種共通のカメラ関連強化点として、特に2つの要素を挙げて起きたい。
まずは「フォトグラフスタイル」。iPhone 13から搭載されているものだが、iPhone 16では劇的に変化した。
これまでは撮影時に色味を変えるもので、撮影後の変更ができなかった。また、色味を細かくカスタマイズすることもできなかった。フィルターをかけて撮影するような感覚だ。
しかし新しいフォトグラフスタイルでは、「写真を表示するパイプラインの中で、色味を細かく変更するレイヤーが搭載された」形になっている。
言葉で言うとなんとなく分かりづらいが、要は、写真のデータ自体はいじらず、写真の色味だけを好きなだけ変更可能になった、ということだ。当然、撮影時に適応し、その色味でプレビューしながら撮影できるわけだが、それだけでなく、撮影後に好きなだけ色味を変えられる。変更は「非破壊編集」であり、編集を繰り返しても劣化などはない。
写真撮影のパイプラインを変えてデータに残す機能なので、新しいフォトグラフスタイルはiPhone 16シリーズだけで使える。また現状、編集も「写真」アプリの中だけで行える。写真データとしては他の機種と互換性を維持しているが、アップル製品の「写真」アプリで使うときのみ、追加の変更が行えると考えればいいだろう。
もう1つ、iPhone 16シリーズ共通の変化が「空間ビデオ」「空間フォト」への対応だ。
空間ビデオはiPhone 15 Pro Maxで撮影可能になったもので、簡単に言えば「右目と左目用の映像を1パックにして撮影したもの」。Apple Vision ProやXREAL Airなどのサングラス型ディスプレイなどで視聴できる。
意外なことと思われそうだが、iPhone 15 Pro Maxでは「空間ビデオ」は撮影できるのに「空間フォト」は撮影できなかった。
しかし今回、iPhone 16では機能が拡充され、空間フォトと空間ビデオの両方が撮影できるようになっている。
視聴環境をそろえる必要があり、「立体で見られる」人はそこまで多くないだろう。ただ、他のスマホではなかなか搭載されないだろうし、リッチな形で思い出を残せることには大きな意味がある。
カメラとGPUで「Proか否か」を決めよう
最後にまとめだ。
冒頭で述べたように、Apple Intelligenceに重きを置くなら、iPhone 16と16 Proの差はそこまで大きくない。
だがGPUやカメラを中心に、Proモデルの価値はある。重視する部分がはっきりしており、買うべき人もこれまで以上に明確だ。
そう考えると、iPhone 16か16 Proか、自分がどちらを選ぶべきかはっきりしてくるだろう。場合によってはiPhone 15 Proと言う選択肢も出てくる。
しかし、カメラコントロールの価値は大きく、筆者としてはiPhone 16をおすすめしたい。
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