無線機器メーカーのアイコム(大阪市平野区)は9月19日、レバノンで発生した無線機器の爆発について、事実関係を調査していると発表した。爆発した機器にアイコムのロゴがあったという報道を受けてのことだという。
一部報道によると、18日にレバノンで民兵組織「ヒズボラ」が使用していた通信機器が相次いで爆発し、20人以上が死傷したという。
これを受け、アイコムは「事実関係について調査を進めている」と発表。判明した事実は自社のWebサイトで順次公表するとしている。
アイコムは1954年創業の無線通信機器メーカー。業務無線機器からアマチュア無線機器まで幅広い製品を世界中で販売し、官公庁や空港、船舶など幅広い業界に顧客を持つ。東証プライム上場。
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