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ダイハツのサイト保守業務で架空発注繰り返し1億6000万円詐取 トヨタ子会社元社員ら逮捕

ダイハツ工業のWebサイトの保守管理業務を巡り、架空発注を繰り返して取引先から約1億6000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は10月9日、詐欺の疑いで、トヨタ自動車グループの広告会社「トヨタ・コニック・プロ」の元社員を逮捕した。

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産経新聞

 ダイハツ工業のWebサイトの保守管理業務を巡り、架空発注を繰り返して取引先から約1億6000万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は10月9日、詐欺の疑いで、トヨタ自動車グループの広告会社「トヨタ・コニック・プロ」の元社員、渡部友矢容疑者(51)=大阪市浪速区=と知人でIT会社「淘屋」社長、佐藤壮彦容疑者(56)=東京都江東区=を逮捕した。捜査2課は認否を明らかにしていない。

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警視庁=東京・霞が関

 捜査2課によると、ダイハツ工業からコニック社が受注したウエブサイトの保守管理業務について、2次委託先の広告関連会社から3次委託として淘屋が受注。さらに渡部容疑者が設立した実体のない会社に発注していた。2018年9月から22年8月までに約50回の架空請求で約3億6000万円をだまし取ったとみて調べを進めている。

 逮捕容疑は共謀して20年4月〜22年1月、約20回にわたり、架空発注し、約1億6000万円をだまし取ったとしている。

 渡部容疑者は詐取金を自身の愛人や遊興費、ギャンブルに充てていたという。21年12月、コニック社の内部調査で発覚し、22年12月に懲戒解雇となった。

 コニック社は9日、ホームページに「全社を挙げて再発防止に取り組むとともに、コンプライアンスの強化に努めてまいります」と掲載した。

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