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JR西「防刃傘」開発 車内で刃物振り回す人から客を守る
JR西日本は、刃物で切れにくい布を採用した「防刃傘」を開発した。車内などで刃物を振り回す犯罪者と対峙する際に使う。
JR西日本は10月17日、刃物で切れにくい布を採用した「防刃傘」を開発したと発表した。車内などで刃物を振り回す犯罪者と対峙する際に開き、旅客を避難させる時間を捻出する。近畿圏内を走行する車両に搭載予定だ。
刃物で切れにくい特殊な布を生地に採用した他、一般的な傘よりフレームの本数を増やした。
柄も極太にして丈夫にし、長くすることで、刃物を持っている人との距離を確保できるようにした。
アクリルの盾に比べて軽く、非力な人でも扱いやすいという。
JR西は、車内に防刃手袋などの防犯グッズを整備している。防刃傘の搭載で、さらに安全性を向上させる狙い。
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