奥羽本線、電車→気動車に切り替え「非電化」で不通区間を復旧 「災害からの早期復旧が可能に」

JR東日本は、不通状態になっている奥羽本線の新庄駅（山形県）〜院内駅（秋田県）について、電車から気動車に切り替え「非電化」で復旧すると発表した。

[ITmedia]

　JR東日本は10月18日、不通状態になっている奥羽本線の新庄駅（山形県）〜院内駅（秋田県）について、電車から気動車に切り替え「非電化」で復旧すると発表した。当該区間は、7月25日の大雨被害により運転を見合わせている。運転再開後、災害からの早期復旧を可能にすることが狙いだ。

運転再開時に導入する電気式気動車「GV-E400系」（公式サイトより）

　新庄〜院内駅間では、大雨の影響で土砂流入など26カ所で運転に支障のある被害が発生。現在も復旧工事を進めており、2025年ゴールデンウィーク前の運転再開を予定している。

被害と復旧の様子（プレスリリースより）

　運転再開時には「サステナブルで災害を受けてもより早期復旧が可能となる」として、電気式気動車「GV-E400系」を導入する。一部区間では、従来の気動車「キハ110系」による運行も検討。電車に必要な架線設備は順次取り外すという。

　なお、降積雪状況などにより、運転再開時期は変更となる場合がある。詳細が決まり次第、あらためて発表するとしている。