「なんでこんなCM作ったのか・・・わかんないよ!」 日清とアニメ「異能バトルは日常系のなかで」が謎コラボ ネットは困惑交じりの好評
日清食品グループは、インスタント麺「どん兵衛」とアニメ「異能バトルは日常系のなかで」がコラボしたWebコマーシャルを公開した。
日清食品グループは11月15日、インスタント麺「どん兵衛」とアニメ「異能バトルは日常系のなかで」がコラボしたWebコマーシャルを公開した。同アニメで有名なフレーズ「わかんない」から始まるヒロインの長ぜりふをパロディー。X上では「わかんないけど食べたくなった」などと好評だ。
WebCMでは、どん兵衛の中でもポピュラーな「きつねうどん」「天ぷらそば」を食べようとするアニメの主人公に対し「たまには他の味のどん兵衛も食べようよ〜」とヒロインの鳩子が提案。それを拒否された結果、「どん兵衛はきつねうどんの天ぷらそばしか食べないなんてわかんないよ!」など、約2分間の長ぜりふで畳みかける内容になっている。
これは、2014年に放送された同アニメの一場面をパロディーしたもの。アニメでは、いわゆる“中二病”(思春期にみられる自意識過剰や空想的傾向を指す俗語。実際の病気ではない)を患っている主人公に対し、その言葉使いなどが理解できないことをヒロインの鳩子が吐露するシーンになっていた。鳩子の声優を務めた早見沙織さんの演技が話題になったことから、インターネットミームとして知られている。
日清食品グループは、どん兵衛の公式X(@donbei_jp)で「なんでこんなCM作ったのか・・・わかんないよ!」という説明とともに、このWebCMを投稿。Xユーザーからは「元のアニメより演技すごくなってない?」「なぜ10年前のアニメを」「わかんないけど食べたくなった」など、困惑の混じった称賛の声が上がっている。15日午後2時16分時点で、WebCMの投稿は2万5000リポスト、3万8000いいねが付いている。
「異能バトルは日常系のなかで」は、14年10〜12月にかけて放送されたアニメで、主人公とヒロインたちとの学園ラブコメディー作品。原作は望公太さんによる同名のライトノベル作品だ。
日清食品グループは、9月に「大丈夫だ、問題ない」というせりふで知られるゲーム「エルシャダイ」と、10月に「あー! 水素の音〜!」で知られるナレーターの鳥羽美音子さんなどとのコラボWebCMを公開している。インターネットミームを利用したプロモーションに力を入れている。
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