グラボも“課金”も「1年分あげます」 SNSではやるプレゼントキャンペーンの波(1/3 ページ)
自社製品1年分プレゼントします──さまざまな企業やサービス・製品のX公式アカウントが、相次いでこんなキャンペーンを実施している。流行の波はIT・ガジェット関連業界にも到達。「グラフィックボード1年分プレゼントします」「ゲームに課金するためのギフトカードを1年分プレゼントします」といったキャンペーンを各社が実施している。
自社製品1年分プレゼントします──さまざまな企業やサービス・製品のX公式アカウントが、相次いでこんなキャンペーンを実施している。流行の波はIT・ガジェット関連業界にも到達。「グラフィックボード1年分プレゼントします」「ゲームに課金するためのギフトカードを1年分プレゼントします」といったキャンペーンを各社が実施している。
キャンペーンはいずれも、期限までに投稿主のアカウントをフォローし、投稿を拡散した人から抽選で商品をプレゼントするというもの。募集要項に“アレンジ”をきかせ、追加の商品を用意するケースもある。
キャンペーンが広がったきっかけは、愛媛県の食品卸売業者のアカウントによる投稿とみられる。同アカウントは11月初旬、「X上でのキャンペーンが飽きられている」として、「やけくそのお知らせ」と題しみかん1年分のプレゼントキャンペーンを実施。投稿が20日時点で約23万リポスト、25万いいねされたことから、化粧品メーカーや他の食品メーカーも類似の施策を打ち始めた様子だ。
IT・ガジェット関連業界ではZOTACをはじめとしたパーツメーカーやパーツショップなどの公式アカウントが“便乗”。例えばZOTACは「ゲーミングPC利用期間 追加3年分プレゼント」「手持ちのゲーミングPCであと3年は快適にゲームを楽しめるようにする」として「GeForce RTX 4080 SUPER」搭載グラフィックボードをプレゼントするキャンペーンを実施している。
他にも翔泳社はビジネス書12冊をプレゼントするキャンペーンを、ゲーム攻略情報メディアを手掛けるGameWithは「ゲーム課金1年分プレゼント」として、12万円分のギフトカードをプレゼントするキャンペーンを行っている。
ただし、キャンペーン中には、詐欺の可能性があるとして「コミュニティノート」(Xの注釈機能)が付与される投稿もあった。
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