ニュース
ランサム攻撃でマイナンバーや健診結果など暗号化被害 住宅設備商社のソーゴー
ソーゴーがランサムウェア攻撃を受け、過去に勤務していた人のマイナンバーや健康診断結果などが暗号化されていることを確認。
リフォーム商材・住宅設備を扱う商社のソーゴーは1月17日、同社のファイルサーバがランサムウェア攻撃を受け、過去に勤務していた人のマイナンバーや健康診断結果などが暗号化されていることを確認したと発表した。
「暗号化したデータを公開されたくなければ身代金を払え」と脅迫する文書が置かれていたことも確認。ダークサイトを調査したが、被害にあったサーバの情報は公開されておらず、データが持ち出された事実も確認していないという。
不正アクセスは、2024年11月9日午前2時ごろに行われ、11日午前8時ごろに同社が発見。調査を始めた。
暗号化を確認したのは、過去に勤務していた人の氏名、住所、家族情報、口座番号、障害や健康診断結果の「要配慮個人情報」、マイナンバーなどと、同社と賃貸契約を結んだ人の氏名や住所、マイナンバーなど、過去に入社を希望した新卒者の履歴書・エントリーシート情報、2003年度〜24年度の株主一覧に記載された株主の氏名・住所や配当額など。
同社はセキュリティ専門会社からの支援を受け、セキュリティ専門の弁護士との顧問契約を結ぶなどして原因究明・再発防止に向けた対策を行っていく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
“願い”と化す「情報漏えいの事実は確認されておりません」 問われる「サイバー攻撃を受けました」発表の質
ポッドキャスト「セキュリティのアレ」のメンバー・辻伸弘氏と一緒に、セキュリティに携わる人たちを訪ね、その未来を語る。今回の対談相手は元警察庁技官で、サイバーセキュリティ・インシデント対応の豊富な経験を持つ北條孝佳弁護士。
アリかナシか、ランサム攻撃の身代金支払いと交渉 有識者たちの見解は……
ポッドキャスト「セキュリティのアレ」のメンバー・辻伸弘氏と一緒に、セキュリティに携わる人たちを訪ね、その未来を語る本連載今回の対談相手は元警察庁技官で、サイバーセキュリティ・インシデント対応の豊富な経験を持つ北條孝佳弁護士。
カシオ、個人情報含む内部資料の一部流出を確認 ランサムウェア攻撃の調査で
カシオ計算機は7日、昨年10月に公表したランサムウェア攻撃についての調査結果を発表した。8478人分の個人情報を含む内部資料の一部流出を確認した。
サイゼリヤ、個人情報6万件超漏えいか 10月のランサムウェア攻撃で
サイゼリヤは、10月に発表したランサムウェア攻撃の被害を巡り、従業員などの個人情報6万件超が漏えいした可能性があると発表した。
「にじいろ保育園」運営元にランサム被害 園児の個人情報、職員のマイナンバーなど約16万件閲覧された可能性
「にじいろ保育園」などを運営するライクキッズにランサムウェア攻撃。園児や児童、保護者、従業員などの個人情報合計15万8410件が閲覧された可能性。
