速報
トランプ米政権の優先事項──パリ気候協定離脱やDEI終了
ドナルド・トランプ米大統領は就任式の演説と声明文で、パリ気候協定からの離脱や電気自動車義務化撤回、石油とガスの活用などを発表した。火星に米国の宇宙飛行士を飛ばす、とも。
1月20日(現地時間)に米大統領に就任したドナルド・トランプ氏は、就任演説と就任後すぐに公開した「The Trump-Vance Administration Priorities」(トランプ─バンス政権の優先事項)と題する声明文で、多数の計画を発表した。その中からIT企業に関連する一部を紹介する。
- バイデン政権による移民政策の終了、国境の壁の建設
- “アメリカのエネルギーを解放”(石油とガスの活用)
- 電気自動車の義務化撤回
- パリ気候協定からの離脱
- DEIプログラムの終了(「バイデンが発表した煩わしく過激な規制を一時停止する」)
- 米国政府は男性と女性の2つの性別のみを認める
- 米国宇宙飛行士を打ち上げ、火星に星条旗を立てる
火星に星条旗を立てる件については、米SpaceXのイーロン・マスクCEOが就任式後のキャピタル・ワン・アリーナでのイベントで、「DOGEを火星に連れて行く。つまり、米国の宇宙飛行士が初めて別の惑星に旗を立てるんだ」と語った。
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