Instagram、日本でも未成年に制限 デフォ非公開、1日60分で「利用やめて」通知
Instagramは、13〜17歳のユーザー向けに、投稿をデフォルトで非公開にしたり、60分で利用をやめるよう通知を行うなどの制限を加える「ティーンアカウント」を、日本でも導入。
Instagramは、13〜17歳のユーザー向けに、投稿をデフォルトで非公開にしたり、60分で利用をやめるよう通知を行うなどの制限を加える「ティーンアカウント」を、日本でも1月21日から順次導入する。2024年9月以降に欧米で順次導入した仕組みを日本にも適用する。
13〜15歳の全ユーザーと、18歳未満の新規ユーザーは、デフォルトのアカウント設定が非公開になる。
13〜17歳のユーザーは、1日の利用時間が60分を超えるとアプリを閉じるように通知が届く。ペアレンタルコントロール機能を通じて保護者が利用時間を決めることもでき、設定した時間になるとアクセス不能にすることも可能だ。
不適切なコンテンツのフィルタリングは最も強くなり、人々が戦う様子や美容整形をすすめる内容などが表示されない。コメントやDMに含まれる攻撃的な言葉も自動でフィルタリングする。
午後10時から午前7時まではスリープモードを適用して通知をミュートにし、DMには自動返信メッセージが送信される。DMはフォローしている相手からしか受け取れない。タグ付け・メンションできる相手もフォローしているアカウントだけになる。
制限を緩めたり強くするには、ペアレンタルコントロール機能による保護者の承認が必要。保護者は子どもからの設定変更リクエストを承認・拒否したり、子ども自身が設定を管理できるように許可したりすることができる。
親は、子どもが過去7日間に誰にメッセージを送ったのかを確認することもできるが、メッセージを読むことはできない。
10代のユーザーが年齢を偽る可能性に備え、年齢認証を厳格化。18歳以上の生年月日で新しいアカウントを作成しようとした場合などより多くの機会で年齢認証を行う。
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