トライアル、西友を3800億円で買収 低価格スーパー大手 “小売DX”拡大（1/2 ページ）

九州を中心にディスカウントストアなどを運営するトライアルホールディングスが西友を買収する。

[ITmedia]

　九州を中心にディスカウントストアなどを運営するトライアルホールディングス（トライアル、福岡市）は3月5日、西友を買収すると発表した。米投資ファンドKKRの子会社などから約3800億円で西友の全株式を取得し、完全子会社化する。

トライアル、西友を完全子会社化

　トライアルは流通小売事業に加え、IoT・AI技術を活用した流通小売業界のDX（デジタルトランスフォーメーション）事業も手掛ける。

　西友の完全子会社化により、トライアルは西友が店舗を展開する関東での小売事業を拡大。トライアル傘下が開発する決済機能付きレジカード「Skip Cart」を中心に、DX事業の拡大もねらう。トライアルと西友の顧客データと一体化し、Skip Cartやサイネージの導入数を増やすなど、サプライチェーン全体の効率化にも取り組むとしている。

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