「○○が紹介したブロガー」で始まる投資スパム、Xに多数 堀江貴文氏や前沢友作氏の名前使いLINEに誘導
「○○氏が紹介したブロガー」といった文言から始まるスパムが、2月ごろからXで多数投稿されており、Xユーザーに迷惑がられている。
「○○氏が紹介したブロガー」といった文言から始まるスパムが、2月ごろからXで多数投稿されており、Xユーザーに迷惑がられている。いずれもフォロワー数の多いアカウントによる投稿にリプライし、堀江貴文氏や前沢友作氏といった著名人や経営者が紹介した人物のアカウントとして、不審なアカウントのフォローを促す内容だ。直近では投資家のテスタさんや河野太郎衆議院議員が同様のスパムを問題視しており、著名人側にも影響が出ているようだ。
スパム投稿の文面は「堀江貴文が紹介したこのブロガー。@××× 数カ月ほど観察してみたところ、毎日急騰している銘柄を推奨していることがわかりました。彼の指導のもと、私も同じ株を買って185万円儲けました。私の資産を倍増させてくれた先生に本当に感謝しています」(@から始まるアカウントIDのみ伏字、他は原文ママ)など。
文面にはバリエーションがあり、堀江貴文氏や前沢友作氏以外にも、テスタさん、タレント・田村淳さんの名前を使ったもの、個人名を出さずに「偶然見つけた」として不審なアカウントを紹介するものもあった。
3月12日時点では、スパムはWebメディアやビジネス系インフルエンサーの公式アカウントを中心に、ある程度フォロワー数が多いアカウントへのリプライで確認できた。例えばアイティメディアが運営するAI専門媒体「ITmedia AI+」のXアカウント(フォロワー数約4000)にはスパムによるリプライがなかったが、ITmedia NEWSのアカウント(フォロワー数約35万)には頻繁にリプライが付いている。
紹介先のアカウントは同一でなくいくつか種類があるが、ほとんどのアカウントが株式投資を勧め、急騰する銘柄を知りたければLINEのオープンチャットに登録するよう促すものだった。
今回のスパムに限らず、LINEヤフーはLINEやLINEオープンチャットを使った投資詐欺について定期的に注意喚起している。中でもオープンチャットについては、著名人の名前をかたる詐欺も見られるとして、ユーザーに対して冷静な判断を呼び掛けている。
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