REDの小型シネマカメラが半額に RAID、「KOMODO 6K」を54万7800円に値下げ
ニコン傘下の米RED DIGITAL CINEMAが開発するコンパクトシネマカメラ「KOMODO 6K」について、国内代理店を務めるRAIDが110万2200円から54万7800円に価格改定する。スターターパックやプロダクションパックなどの関連製品も、それぞれ88万2800/99万3300円に値下げする。
米RED製シネマカメラなどの国内販売を手掛けるRAID(東京都港区)は3月27日、REDのコンパクトシネマカメラ「KOMODO 6K」を価格改定すると発表した。これまでの110万2200円から、約半額となる54万7800円に引き下げる。スターターパックやプロダクションパックなどの関連製品も、それぞれ88万2800円/99万3300円に値下げする。
KOMODO 6Kはスーパー35mmセンサー(27.03mm×14.26mm)を搭載したグローバルシャッター方式のコンパクトシネマカメラ。最大6K(6144×3240)解像度での撮影が可能で、ダイナミックレンジは16+ストップを実現している。レンズマウントはCanon RFマウント(EFマウントアダプター対応)で、収録フォーマットはREDCODE RAW(R3D)とProResに対応する。
メディアはCFast 2.0カードを使用し、2.9インチのLCDタッチスクリーンを天面に搭載。約0.95kg(ボディのみ)の軽量設計で、サイズは約10×10×10cmの立方体形状となっている。電源はCanon BPタイプバッテリー2個または外部電源入力に対応する。
RAIDは、単体モデル購入者向けに先着100人限定で、マグネット式スタッキングバッテリー「Edge Snap」とKOMODO 6K対応の接続ケーブル(4万5100円相当)か、Exascend社のCfastメモリカード「Archon 512G」(8万8000円相当)のいずれかを無償提供する。
また、教育機関向けには43万7800円からの特別割引プログラム「アカデミックパック」も用意する。これは、RAIDとアカデミックパックの契約を行った教育機関向けの特別割引プログラムで、KOMODO 6KやRED DIGITAL CINEMAの商品を通常よりも安く提供するもの。教育現場や映像学習をサポートするための限定オファーという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ニコン傘下になったREDから、初のZマウントシネマカメラ2機種が登場
ニコン傘下の米RED Digital Cinemaは2月13日、Zマウントに対応した新型シネマカメラ「V-RAPTOR [X] Z Mount」「KOMODO-X Z Mount」を発表した。両機種は、ニコンとREDが立ち上げたデジタルシネマカメラの新ブランド「Z CINEMA」シリーズの第1弾製品となる。
キヤノン、動画に強い“お手軽”ミラーレス「EOS R50 V」発表 縦にできる三脚穴も
キヤノンから、動画撮影に特化したAPS-Cサイズ機「EOS R50 V」が登場した。5月下旬に発売予定で、公式オンラインストアの価格は11万3300円。併せて、RFレンズとして初めてパワーズーム機構を備えた広角ズームレンズ「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」も7月下旬に発売する。
キヤノン、シネマカメラ「EOS C80」発表 6Kフルサイズセンサー、高精度AFで“ワンオペ操作”もサポート
キヤノンは9月10日、映像制作ブランド「CINEMA EOS SYSTEM」の新製品として、6Kフルサイズセンサーを搭載したRFマウントのデジタルシネマカメラ「EOS C80」を発表した。11月上旬に発売予定。公式ECの価格は89万6500円。
キヤノン、RFマウント採用のシネマカメラ「EOS C70」を発表、60万円を想定
キヤノンが業務用のデジタルシネマカメラ「EOS C70」を発表した。業務用カメラ「CINEMA EOS SYSTEM」で初めてRFマウントを採用した小型軽量モデル。今年11月中旬に発売し、価格は60万円前後を想定。
キヤノン、ファン内蔵で動画強化した“Vlogコンデジ”発表 大型1.4インチセンサー、超広角もサポート
キヤノンから、Vlog撮影向け「PowerShot Vシリーズ」の第2弾「PowerShot V1」が登場した。1インチセンサーと比較して面積が約2倍の1.4インチCMOSセンサーを搭載しつつ、16〜50mmの超広角レンズを採用する。

