GoogleとRoblox、イマーシブ（没入型）なリワード動画広告を発表

Robloxは、Google Ad Managerを通じてイマーシブ（没入型）なリワード動画広告フォーマットを展開していくと発表した。リワード動画広告を視聴すると、その見返りとしてゲーム内特典を獲得できる。

[ITmedia]

　米Googleとゲーム作成・共有プラットフォームの米Robloxは4月1日（現地時間）、Roblox上でのイマーシブ（没入型）な「Rewarded Video ads」（リワード動画広告）の提供を開始すると発表した。

　没入型広告は、ゲーム環境内に自然に溶け込むように設計された広告フォーマット。例えば、ゲーマーが仮想都市をドライブ中に目にするビルボード広告や、バーチャルな野球場の大型スクリーンに表示される広告などだ。

仮想世界内のビルボード広告の例（画像：Google）

　リワード動画広告は、ユーザーが視聴を選択するとフルスクリーンで表示される動画広告。広告を視聴したユーザーは、その見返りとしてゲーム体験を提供するクリエイターからゲーム内の特典（パワーアップやゲーム内通貨など）を受け取ることができる。

　Robloxによると、リワード動画広告の早期テストでは、ユーザーが報酬に価値を見出しているため、平均80％広告完了率が確認されているという。

　Robloxは、Googleの広告プラットフォーム「Ad Manager」を通じてリワード動画広告をはじめとする没入型広告フォーマットを大規模に展開していく計画だ。