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生成AI活用の「案内ロボット」、万博最寄り・夢洲駅に 4言語で応対可能
大阪メトロは4月4日から中央線・夢洲駅に、4言語で対応可能な案内ロボット「ugo」を設置する。大阪・関西万博により多くの利用客が見込まれる環境下で、案内ロボットとして適切な役割を果たせるかどうかを検証する狙いだ。
大阪メトロは4月2日、大阪・関西万博会場の最寄り駅であるOsaka Metro中央線・夢洲駅に、4言語で対応可能な案内ロボット「ugo」を設置すると発表した。多くの利用客が見込まれる駅環境下で、案内ロボットとして適切な役割を果たせるかを検証する。夢洲駅の南改札外に、4月4日から10月31日まで設置する。
ugoは日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で応対可能な案内ロボット。NTTが開発した大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」など、複数の生成AIが組み込まれており、質問されると相手の使用言語に合わせて回答する。定期的に発話もし、立ち止まった駅利用客にあいさつ・声かけを行う。
大阪メトロは1月15日〜3月15日の約2カ月間、ugoを御堂筋線・梅田駅構内に設置。6000件の応対を行うなど、一定数の利用が確認できたことから、多くの来場者が見込まれる大阪・関西万博会場の最寄り駅で、引き続き社会実験として設置する。将来的には、人手不足の解消やサービスの向上に役立てたい考えだ。
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