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富士通と理研、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発 春から提供(2/2 ページ)

富士通と理化学研究所は4月22日、256量子ビットの超伝導量子コンピュータを開発したと発表した。新たな高密度実装技術により、2023年に開発した64量子ビットマシンから4倍の量子ビット数を実現したという。2025年度第1四半期中に企業や研究機関に向け提供を始める。

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理化学研究所の中村泰信さん(量子コンピュータ研究センター センター長) 1999年に世界で初めて超伝導量子ビットを開発した人の一人

中村さんが理研と富士通との取り組みを説明

2者で作る超伝導量子コンピュータの心臓部となる量子ビットは4量子ビットが基本単位となり、その繰り返し構造で規模を拡張する

理研では今後さらなるエラー率低減などに取り組む

富士通の佐藤信太郎さん(富士通研究所フェロー兼量子研究所長)

富士通の量子コンピューティング研究開発戦略。ハードウェアの開発だけでなく、大阪大学や量子スタートアップのQunaSys、オランダ・デルフト工科大学、キーサイトテクノロジー、富士フイルム、東京エレクトロンなどと共同でフルスタックの開発に挑む

64量子ビット機から256量子ビット機の開発に当たっての課題

希釈冷凍機は熱収支を計算し、増幅器(量子ビットの微弱な信号を大きくするもの)の選定などで冷却効率を改善した

4倍の量子ビット数になるため、パッケージングも工夫

64量子ビット機と同じサイズの希釈冷凍機で265量子ビット機の冷却を実現した

量子ビット同士の周波数も合わせないと計算ができない。富士通ではレーザー照射による微調整技術を開発し、周波数を合わせられるようにした

256量子ビット機はこれまでの64量子ビット機同様にクラウド経由で利用できるようになる

256量子ビット機では、米Googleが論文発表した論理量子ビットの実装を検証できるという

1000量子ビット機は川崎に建設中のFujitsu Technology Park内に専用施設を作る

これから256量子ビット機で誤り訂正の実験を進めるとともに、2026年の1000量子ビット機公開に向けた開発も平行して行う

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