メルカリが5月7日に発表した連結業績(IFRS)によると、2025年1〜3月期の米国事業のコア営業利益(日本基準の営業利益に近い数字)が13億円の黒字となり、3Q累計でもコア営業黒字を確保した。
4Qのコア営業利益は3Qの水準を下回る想定だが、通期で収支トントンを目指す方針は維持する。米国事業は赤字が続いていた。
米国事業の3Q売上収益は92億円で前四半期トントン。マーケティング費用など各種費用の削減に加え、還付金などの一時要因もありコスト効率が改善し、黒字化した。
米国での取引額(GMV)は前年より24%減少したが、前四半期より3ポイント改善。1月にスタートした新手数料モデルにより、1取引当たりの金額(AOV)は増加したという。
同社の2024年7月〜25年3月の連結業績は、売上収益が前年同期比2.3%増の1440億円、コア営業利益が同48.7%増の199億円。
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