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コラム

LINEのトークが流出する理由 その原因と対策を考える(3/3 ページ)

俳優の不倫疑惑に関連して、「LINE流出」の文字がメディアやSNSをにぎわしている。不正アクセスなども語られるが、流出する理由はもっと身近な要因だったりする。通常の利用方法が安全かどうかを見直すには良い機会だ。LINEのトークが流出する原因と対策を考える。

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LINEのトークを見られないための対策は

 LINEのトークを他人に見られないようにするためには、まずパスワードを強化することが大切だ。

 スマートフォンの画面ロックは、分かりづらいパスコードを設定し、生体認証も利用しよう。パスコードに関しては、4桁よりも桁数が多い方が安全だ。「1111」「1234」といった単純な数値、自分の誕生日などの推測されやすいものも避ける。生体認証が利用できるスマートフォンは必ず設定しておこう。

 LINEにもパスコードがかけられる。「設定」の「プライバシー管理」で「パスコードロック」をオンにし、パスコードを設定しておく。すると、LINEを開くためにパスコード入力が必要になる。


「設定」の「プライバシー管理」で「パスコードロック」をオンにし、次の画面でパスコードを設定する

 そして、パスコードを誰かに教えてはいけない。まさかの事態に備えて信頼できる家族だけに教えておいてもよいが、基本的には個人で管理しよう。

 また、サブ端末でLINEを利用しない場合は、LINEの「設定」の「アカウント」にある「ログイン許可」をオフにするといい。オフにすると、すでにどこかでログインされている場合もログアウトできる。サブ端末で利用する時だけオンにする、といったこまめな運用も有効だ。


「ログイン許可」をオフにしておくと、サブ端末で利用できない

 スマホやアプリのセキュリティを強化すればするほど利用しづらくなる、と考える人も多い。しかし、LINEに限らず、スマホには重要な個人情報や大切なデータが数多く保管されている。「自分だけは大丈夫」と思わず、基本的な管理を怠らないようにしてほしい。

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