「Windows 95」の起動音作曲のブライアン・イーノ、イスラエル支援のMicrosoftを非難
「Windows 95」の起動音を作曲したブライアン・イーノが、イスラエルに技術提供するMicrosoftを批判した。イーノは、Microsoftがガザ紛争に関与していると非難し、イスラエルとのビジネス関係停止を要求。Windows 95の報酬をガザ攻撃の被害者支援に寄付すると表明した。
米Microsoftの「Windows 95」の起動音を作曲したブライアン・イーノは5月21日(現地時間)、Instagramの公式アカウントでMicrosoft宛の公開書簡を発表し、イスラエルによるハマスへの攻撃に同社が技術を提供していると批判した。
「1990年代半ば、私はMicrosoftのWindows 95のために短い楽曲を作るよう依頼された。(中略)私はこのプロジェクトを創造的な挑戦として喜んで引き受け、社内の関係者との交流を楽しんだ。まさか同じ会社が、いつの日か抑圧と戦争に関与することになるとは夢にも思っていなかった」とイーノは語る。
これは、Microsoftが15日に公式ブログで、イスラエル軍がガザ紛争において民間人を標的にしたり危害を加えたりするために、MicrosoftのAzureとAIテクノロジーを使用しているという報道を否定したことを受けてのものだ。Microsoftはイスラエル国防省に技術を提供してはいるが、軍隊向けのアプリを提供してはいないと釈明した。
イーノは、いずれにせよMicrosoftにはイスラエルとのビジネス関係を停止する「倫理的責任」があると主張している。
イーノは、Windows 95の起動音作曲で得た報酬を、ガザ攻撃の被害者支援に寄付するとも語った。「もし音が真の変化の兆しとなるなら、それはこの音であってほしい」
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