Xの大規模ダウン後、「X、xAI、Teslaにスーパーフォーカスする」とイーロン・マスク氏
Xの大規模ダウンを受け、イーロン・マスク氏は今後、X、xAI、Teslaに「スーパーフォーカスする」と表明。運用改善の必要性を強調し、24時間体制での業務復帰を示唆した。ダウンの長期化は「フェイルオーバー冗長性が機能しなかった」ためとしている。
Xのオーナーであり、xAIやTeslaのCEOであるイーロン・マスク氏は5月24日(現地時間)、22日に発生した約24時間にわたるXの不具合を受け、「X、xAI、Tesla(とSpaceXのStarship打ち上げ)にスーパーフォーカスしなければならない」とXにポストした。
「24時間365日働き、会議室、データセンター、ファクトリーの部屋で寝る生活に戻った」という。
Xの開発者プラットフォームのインシデント履歴によると、今回の不具合はX APIのエンドポイントに影響し、22日の午後6時に発生して23日午後5時35分まで続いた。本稿執筆現在も、OAuthでのログインでは不具合が続いている。
マスク氏はこのポストを、X Daily News(非公式なX関連ニュースをポストするアカウント)による、Xがダウンしているというポストへのリプライとして投稿した。X Daily Newsのポストは、オレゴン州の地元メディアOregonlive.comのニュースページの画像を流用しており、この記事はオレゴン州にあるデータセンターの火災発生後、Xに不具合が生じたと報じた。
同メディアによると、22日朝にデータセンターでバッテリー火災が発生し、電源バックアップ用とみられる業務用バッテリーが破損したという。
マスク氏は「今週発生したXの問題からも明らかなように、運用上の大幅な改善が必要だ。機能するはずだったフェイルオーバー冗長性が機能しなかった」としている。
マスク氏はドナルド・トランプ米大統領の就任後、政府効率化省(DOGE)の仕事に従事しているが、トランプ氏は4月、マスク氏には経営すべき会社があるので政権を去るべきだと語った。
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