Salesforce、主要エディションで平均6%の値上げ SlackのBusiness+も
Salesforceが8月1日より、AI機能強化を理由に主要エディションの価格を平均6%値上げすると発表。Slackの「Business+」プランも値上げし、有料プランにAI機能を追加する。新たに「Enterprise+」プランも導入される。
米Salesforceは6月17日(現地時間)、8月1日付でSales Cloud、Service Cloud、Field Service、および一部のIndustries CloudのEnterprise EditionとUnlimited Editionの価格を平均6%値上げすると発表した。「AI機能の強化と顧客への価値提供の継続的なコミットメントを反映」したものとしている。
2020年に買収した「Slack」の価格も更新する。
すべての有料Slackプランに最新のAI機能を追加することで、利用企業の従業員は、複数の従業員向けAIエージェントをSlack内に直接展開し、同僚と共同作業ができるようになるとしている。
Slackの「Business+」プランは1人当たり月額12ドル50セント(日本では1920円)から15ドル(日本では2160円)に値上げする(年払い)。
より高度な新たな「Enterprise+」プランを導入する。価格については要問合せとなっている。
「Pro」プランの価格は据え置きで、コアAI機能、Salesforceチャンネル、強化されたセキュリティが含まれるようになる。
無料プランでは、Salesforceチャンネルへのアクセスが可能になる。これにより、すべてのSalesforce顧客はSlackとSalesforceを「Customer 360 Apps」内で直接連携して利用できるようになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
SalesforceとGoogle、戦略的提携を拡充 AgentforceにGeminiを導入
SalesforceとGoogleは戦略的パートナーシップを拡大し、企業がAI搭載エージェントを構築・展開するためのモデルと機能の選択肢を提供すると発表した。
CSVファイルやOracle、Salesforce製サービスの情報をAIが理解 Microsoftが「Copilot Connectors」発表
米Microsoftは日本時間5月22日から開催中のイベント「Microsoft Build 2024」で、Microsoft Copilotをさまざまな外部のサービスやデータソースと接続することで、Copilotがそれらのデータを読み取り理解できる新機能「Copilot Connectors」を発表しました。
OpenAIとSalesforce、「ChatGPT app for Slack」受付開始
OpenAIは、OpenAIと共同で「ChatGPT app for Slack」を発表した。Slack上のチャットbotで、会話の要約や調査ツール、発言を数秒で生成する機能を備える。SlackユーザーであるOpenAIがテストしてきた。
Salesforce、Slackを277億ドル(約2兆8900億円)で買収
CRM大手のsalesforce.comが企業向けコラボレーションツールのSlack Technologiesを買収すると発表した。買収総額は約277億ドル。salesforce.comのベニオフCEOは「相性抜群の最高の組み合わせ」と語った。

