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「出社回帰」エンジニアはどう思う? 「仕方ない」「働きづらい」意見割れる
在宅勤務の従業員をオフィスに戻す「出社回帰」が進んでいるが、これをエンジニアがどう考えているのか?
コロナ禍が収束するにつれ、在宅勤務の従業員をオフィスに戻す「出社回帰」が進んでいるが、これをエンジニアがどう考えているかについて調査した結果を、フリーランス向けマッチングサービスを提供するインディバースが発表した。
最多は「職種や業務内容によっては仕方ない」(35.5%)だったが、「柔軟性がなく働きづらい」(32.6%)という声もあり、賛否が割れている。
調査は6月3〜4日、エンジニアと回答したモニターに対してインターネットで行い、1003人から回答を得た。
出社回帰への意見は、多い順に「職種や業務内容によっては仕方ない」(35.5%)、「柔軟性がなく働きづらい」(32.6%)、「時代錯誤」(15.0%)、「妥当だと思う」(13.6%)、「むしろ望ましい」(3.3%)で、賛否がほぼ拮抗している。
現在の勤務形態は、出社とリモートを組み合わせた「ハイブリッド型勤務」が55.2%)と最多。「フルリモート勤務」(30.7%)、「フル出社勤務」(14.1%)と続いた。
勤務形態別の働き方へのの満足度を聞くと、フルリモートは9割以上、ハイブリッドは8割以上、フル出社は6割以上が「とても満足」「満足」と答えており、リモート度が高いほど満足度も高かった。
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