速報
Dropbox Passwords、10月28日に完全終了へ
Dropboxは、パスワード管理サービス「Dropbox Passwords」を10月28日に完全終了すると発表した。8月から段階的に機能を停止し、データは削除される。同社はユーザーに「1Password」への移行を推奨しており、事業の選択と集中を進める動きとみられる。
米Dropboxは7月29日(現地時間)、Dropboxアカウントでログインしてパスワードを一元管理するサービス「Dropbox Passwords」の提供を、10月28日に完全に停止するとヘルプページで告知した。
停止の理由についての具体的な説明はない。ヘルプページには「その他の主要製品の機能強化に注力する取り組みの一環」とある。
Dropbox Passwordsは、2020年から提供しているサービス。日本でも2021年から無料ユーザーでも利用できるようになっていた。
停止は段階的に行われる。8月28日にはモバイルアプリとWebブラウザの拡張機能の両方で閲覧専用となり、自動入力機能も無効化される。9月11日にはモバイルアプリが利用できなくなり、10月28日にすべてのデータが「永久かつ安全に削除」される。
現在のユーザーに対しては1Passwordへの移行を推奨している。
Dropboxの直近の業績発表(1月〜3月期)によると、売上高、純利益ともに市場予想を下回り、有料ユーザー数は前四半期から約6万人減少している。
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