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Anthropicも米連邦政府機関にAIを年1ドルで提供 OpenAIに続き
Anthropicは、米連邦政府の全機関にAI「Claude」を年間1ドルで提供すると発表した。これは先日のOpenAIの発表(行政府が対象)を拡大する動き。米一般調達局と提携し、技術サポートも行うことで政府のAI活用を支援する。
米Anthropicは8月12日(現地時間)、米連邦政府のすべての機関(立法府、行政府、司法府)に、「Claude for Enterprise」と「Claude for Government」を年間1ドルで提供すると発表した。
競合の米OpenAIは7日、2026年まで米連邦政府の行政府に「ChatGPT Enterprise」を1ドルで提供すると発表した。
Anthropicは、米一般調達局(GSA)と提携し、各機関に自社の技術を提供し、同社のAIを導入できるよう、技術サポートも提供する。
ダリオ・アモデイCEOはGSAの発表文で「連邦政府職員が最先端のAI能力を活用し、競争優位性を維持し、米国民へのより良いサービス提供を実現できるよう支援します」と述べた。
Anthropicは、OpenAI、xAI、Googleとともに、米国防総省から国家安全保障のための最大2億ドルの契約を獲得している。
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