ホンダ、ハンズフリーで乗れる個人用モビリティ「UNI-ONE」市場投入 まずはサンリオが導入
本田技研工業が、ハンズフリーのまま座って乗れる個人用モビリティ「UNI-ONE」を事業化し、日本国内の法人向けに提供すると発表した。レジャー施設などの回遊手段や、オフィスで作業しながら移動できるモビリティとして、2030年までに1000台を提供する。
本田技研工業は9月8日、ハンズフリーのまま座って乗れる個人用モビリティ「UNI-ONE」を事業化し、日本国内の法人向けに提供すると発表した。レジャー施設などの回遊手段や、オフィスで作業しながら移動できるモビリティとして、2030年までに1000台を提供する。
UNI-ONEは、座ったまま体重移動で移動できる個人用モビリティ。姿勢制御にASIMOの技術を活用しており、最高時速は6km。移動用小型車として歩行者同様に公道(歩道)の移動も可能だ。22年の発表以降、試乗会や量産や事業化に向けた実証実験を進めており、需要や生産体制のめどがたったことから事業化に至った。
日本の法人向けには、本体と交換式バッテリー、充電器のレンタルに加え、定期点検や保険をまとめたパッケージとして提供する。料金は契約年数と台数で算定。10台未満を3年契約で利用する場合は1台当たり月額12万円、10台以上の場合は同10万円。10台未満を6年契約で利用する場合は同9万円、10台以上で同8万円。別途、1日単位で貸し出す短期プランも1台当たり5万5000円で提供する。
主にテーマパークなどレジャー施設の回遊手段や、歩行に不安のある人が交通・商業施設などを移動する手段として利用を見込む。ハンズフリーで乗れる点を生かし、健康な人が作業しながら仕事場を移動する手段としての利用も想定する。10月19日からは、サンリオエンターテイメントがレジャー施設「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」で導入予定という。
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