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東宝東和、ワーナー・ブラザース作品の配給を26年に開始 第一弾は「嵐が丘」
東宝は18日、連結子会社の東宝東和が、2026年からワーナー・ブラザースが扱う洋画作品の国内配給を始めると発表した。
東宝(東京都千代田区)は9月18日、連結子会社の東宝東和が、2026年からワーナー・ブラザースが扱う洋画作品の国内配給を始めると発表した。第一弾はエメラルド・フェネル監督の「嵐が丘」になる。
東宝東和と米Warner Bros. Motion Picture Groupの間で、日本の劇場配給および営業業務の受託について合意した。宣伝業務は東和ピクチャーズが、営業業務は東宝が、それぞれ東宝東和から受託する形になる。
米国のエンターテインメント専門メディア「Deadline」の記事によると、これまで日本での配給を担ってきたワーナー・ブラザーズ ジャパンの配給部門は、東宝東和へ業務を引き継いだ後に事実上の解体となるという。ただしストリーミングやライブイベントなどの配給は継続する。
東宝東和による最初の配給作品は、エメラルド・フェネル監督の「嵐が丘」。エミリー・ブロンテのベストセラー小説「Wuthering Heights(邦題:嵐が丘)」(1847年刊)を原作とし、2023年の大ヒット映画「バービー」のマーゴット・ロビーが再び主演とプロデューサーを務めた。
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