AWSが完全復旧 障害発生のきっかけは?
米AWSは10月21日午前7時53分(日本時間、以下同)、20日午後3時ごろに発生したクラウドサービス「Amazon Web Services」米国東部リージョン(US-EAST-1)の障害が解決したと発表した。後日、障害に関する詳細なレポートを公開する予定。
米AWSは10月21日午前7時53分(日本時間、以下同)、20日午後3時ごろに発生したクラウドサービス「Amazon Web Services」米国東部リージョン(US-EAST-1)の障害が解決したと発表した。後日、障害に関する詳細なレポートを公開する予定。
AWSによれば、今回の障害は「リージョンのDynamoDBサービス(注:AWSのデータベースサービス)エンドポイントのDNS解決の問題」が原因だったという。同社は20日午後6時ごろに問題を解決したものの、今度はDynamoDBに依存するEC2インスタンスの起動システムに問題が発生。対応するうちにトラフィックを分散する「Network Load Balancer」にも問題が生じ、再びDynamoDBなど複数サービスに影響したため、EC2インスタンスの起動など一部サービスの操作を一時的に抑制して復旧に当たったとしている。
今回の障害では、一時AWSのサービス80件以上が遅延もしくは停止した。US-EAST-1というAWS最大級のリージョンで起こった障害ということもあり、影響は日本にも及んでいた様子で、障害と同タイミングでWeb会議ツール「Zoom」やビジネスチャット「Slack」、オンラインストレージ「Box」、アドビ製ツールの生成AI機能などが一時利用しにくくなった。
さらに任天堂のネットワークサービスやゲーム「Fortnite」「Fate/Grand Order」、レシピサイト「クックパッド」、VTuber事務所「にじさんじ」を手掛けるANYCOLORの企業公式サイトなどでも障害が発生していた。多くのサービスは21日朝には復旧したが、アドビでは21日午前10時時点でも一部の問題が解決していないという。
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