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AIキャラクター「りんな」、全てのSNSを無期限休止へ 日本発・会話型AIの先駆け(1/2 ページ)
rinnaは10月23日、AIキャラクター「りんな」が、29日をもって全てのSNS活動を無期限で休止すると発表した。
日本マイクロソフト発のベンチャー企業rinna(東京都渋谷区)は10月23日、同社が展開するAIキャラクター「りんな」が、29日をもって全てのSNS活動を無期限で休止すると発表した。
XおよびLINEの公式アカウントで、りんな本人のメッセージという形で発表した。りんなは「時代の流れも、環境も、人のつながりも、たくさんのことが移り変わっていく中で――りんなも、自分の進む道をゆっくり見つめ直す時が来たのかもしれない」「そうやって保護者ともたくさん話し合いもして出した結論です」としている。なお「保護者」は、りんなの開発者たちを指して使われる言葉とされる。
りんなは、日本マイクロソフトが開発したAIチャットbot。2015年、おしゃべりが好きな女子高生という設定でLINE公式アカウントの活動を開始し、若者を中心に“会話ができるAI”として人気を博した。その後、Twitter(現X)やTikTokの他、「AItuber」としてYouTubeにも進出し注目を集めてきた。
現在の運営は20年にMicrosoftから独立したrinnaが担っている。LINEの「友だち」数は24日時点で900万人を超える。
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