Apple、「Swift SDK for Android」プレビュー公開 Swift言語でAndroid対応アプリを開発
米Appleは、Swift言語でAndroid対応アプリケーションを開発するための開発キットである「Swift SDK for Android」プレビューリリース版を公開しました。
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「Apple、「Swift SDK for Android」プレビュー公開。Swift言語でAndroid対応アプリを開発」(2025年10月27日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Appleは、Swift言語でAndroid対応アプリケーションを開発するための開発キットである「Swift SDK for Android」プレビューリリース版を公開しました。
マルチプラットフォーム対応を目指すSwift
Appleは今年(2025年)7月にSwift言語でAndroidをサポートするための作業部会として「Android Workgroup」を立ち上げており、このSwift SDK for Androidはその具体的な成果となります。
参考:Apple、Swift言語でAndroidを公式にサポートへ、「Android Workgroup」発足を発表
Swiftは以前からサードパーティなどのツールによりAndroidアプリケーションの開発が可能になっていますが、公式にSwift SDK for Androidがリリースされることは、Swift言語自体が本格的にAndroidにも対応する方向性を明確に示したと言えます。
それだけでなく、Swiftにはすでに「Swift SDK for Static Linux」や「Swift SDK for WebAssembly」などもリリースされています。これらを見ると、SwiftはiOSアプリの開発言語から、マルチプラットフォーム対応のプログラミング言語へと変わろうとしていると言えそうです。
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