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OpenAI、AWSと380億ドルの大型契約 AIインフラ利用で

OpenAIとAWSが複数年の戦略的提携を発表した。7年間で380億ドル規模。OpenAIはAWSのインフラ(EC2 UltraServers、NVIDIA GPU)を利用してAIワークロードを拡張する。AWSは2026年末までに50万個超のチップ規模のインフラを展開する。

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 米OpenAIと米Amazon傘下のAWSは11月3日(現地時間)、複数年にわたる戦略的提携を発表した。この提携は、OpenAIが同社のAIワークロードを実行し、拡張するためにAWSのインフラを利用可能にするもので、両社の協業はすでに始まっている。この新たな契約は、今後7年間にわたる380億ドル(約5兆8600億円)のコミットメントとして示されている。

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 この提携により、OpenAIは「Amazon EC2 UltraServers」を含むAWSコンピューティングへのアクセスを獲得する。これは、数十万のチップを搭載し、最先端のNVIDIA GPU(GB200sおよびGB300s)を組み込み、数千万のCPUまで拡張できる設計となっている。OpenAIにとっての主なメリットは、AWSが提供する価格、パフォーマンス、スケール、セキュリティの恩恵を受けながら、コンピューティング能力を急速に拡大できる点にある。

 AWSは、50万個を超えるチップのクラスタを含む大規模なAIインフラを、ChatGPTの推論の提供から次世代モデルのトレーニングに至るまで、多様なワークロードをサポートするように設計している。AWSによるこの取り組みは2026年末までに完了し、2027年以降もさらに拡張する見込みだ。

 OpenAIのサム・アルトマンCEOは発表文で「AWSとの提携は、次の時代を担い、高度なAIをすべての人にもたらす広範なコンピューティングエコシステムを強化する」と語った。Amazonのアンディ・ジャシーCEOは、この提携でAWSが「ChatGPTの推論、トレーニング、エージェントAIのワークロードを実行し、拡張するためのインフラ」をOpenAIに提供することを可能にすると述べた。

 OpenAIは、米NVIDIA、米AMD、米Oracleからも数千億ドル相当のコンピューティング能力を購入する契約を締結している。OpenAIを支援してきた米Microsoftは、1月のOpenAIとの契約更新で独占クラウドプロバイダーではなくなり、さらに10月28日の契約更新ではOpenAIはMicrosoftの承認なしに他の企業からサービスを購入できるようになった。

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