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パソコン絶好調、各社決算で明らかに Windows 10サポート終了の駆け込み需要で
Windows 10の技術サポートが10月に終了したことを受け、今年の上半期(4〜9月)は駆け込み需要によるPC販売が絶好調だった。
Windows 10の技術サポートが10月14日に終了したことを受け、今年の上半期(4〜9月)は駆け込み需要によるPC販売が絶好調だった。各社の決算からもその影響が見てとれる。
例えば、シャープが11月10日に発表した2026年3月期第2四半期決算では、国内のPC需要はビジネス向け、個人向けともに好調で大幅な増収になったとアピール。同社はDynabook事業を東芝から買収し、2020年に完全子会社化している。
家電量販店も同様。ケーズホールディングスが6日に発表した第2四半期決算によると「パソコン・情報機器」の売上高は4〜9月の平均で前年比139.7%だった。
また同じ日に決算を発表したエディオンも4〜9月平均で前年比146.1%と好調だった。とくに8月は同174.2%、9月は同226.9%と、サポート終了期限が近づくにつれて勢いを増していたことが分かる。
JEITAの国内出荷実績によると、上半期(4〜9月)の累計出荷台数はデスクトップPCとノートPCを合わせて571万6000台(前年比163.9%)だった。中でも直近の9月は144万5000台(前年比186.4%)と前年の倍近い数字になった。
JEITAの国内出荷実績。上半期(4〜9月)累計でデスクトップPCは67万1000台(前年比139.6%)、ノートPCは504万5000台(167.8%)とノートが人気(出典:JEITAパーソナルコンピュータ国内出荷実績)
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