検索
速報

Google、「Cameyo by Google」リリース WindowsのレガシーアプリのChromeOS移行を支援

Googleは、VADソリューション「Cameyo by Google」をリリースした。WindowsアプリをChromeOS上でストリーミング実行でき、企業導入の「アプリギャップ」解消を目指す。Chrome Enterpriseとの連携でレガシーアプリでもGeminiが利用可能になる。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 米Googleは11月12日(現地時間)、仮想アプリ配信(VAD)ソリューション「Cameyo by Google」をリリースしたと発表した。Googleの企業向け製品群に直接統合され、Windowsベースの企業によるChromeOSへの移行を容易にするサービスだ。

 cameyo 1

 このサービスは、Googleが昨年6月に買収した米CameyoのVADサービスをベースに改善したものだ。

 Googleによると、新しいCameyoエクスペリエンスは、個別の仮想デスクトップ環境を切り替えるよりも効率的で、デスクトップ全体を仮想化するのではなく、必要なアプリだけをストリーミングできるという。これにより、ExcelやAutoCADなどのWindowsベースのプログラムをChromeなどのWebアプリと並行して実行できるようになり、企業はMicrosoftとGoogleのサービスを柔軟に組み合わせて利用できるようになるとしている。

 cameyo 2
CameyoとGoogleの連携による、レガシーアプリを活用したWebファースト移行のイメージ(画像:Google)

 また、CameyoとChrome Enterpriseを組み合わせることで、Chromeに取り込んだレガシーアプリでも生成AI「Gemini」の機能を利用できるようになる。

 Googleは公式ブログで「長年にわたり、ChromeOSの企業導入を阻む最大の要因は『アプリギャップ』、つまり組織内に残されたWindowsアプリへのアクセスを常に必要とする状況だった」とし、「今後は、チームはWeb向けに構築された、よりモダンでコラボレーションに優れた生産性向上スイートに移行し、ワークフローに欠かせない特殊なWindowsアプリにも引き続きアクセスできるようになる」と説明した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る