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PIVOT、不正会計のニデック・オルツ取り上げた動画巡りコメント 「広告審査、より一層の注意を」

ビジネス動画メディアを手掛けるPIVOT(東京都渋谷区)が、不正会計が発覚したニデックやAIスタートアップ・オルツに関する映像の扱いに関し、コメントを発表した。SNSでは2社を扱った動画が非公開化・削除されたとの情報が出回っているが、一部は事実でないと否定。一方で一部は事前の告知なしに非公開化し、SNS上での批判につながったとして、今後改善する方針を示した。

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 ビジネス動画メディアを手掛けるPIVOT(東京都渋谷区)は11月18日、不正会計が発覚したニデックやAIスタートアップ・オルツに関する映像の扱いに関し、コメントを発表した。SNSでは2社を扱った動画が非公開化・削除されたとの情報が出回っているが、一部は事実でないと否定。一方で一部は事前の告知なしに非公開化し、SNS上での批判につながったとして、今後改善する方針を示した。

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同社の発表

 PIVOTは2023年9月、広告でない“編集コンテンツ”として、ニデック永守重信社長に取材した番組を作成。その後、同社の広告コンテンツ制作を複数件受注した。オルツについては24年9月に広告コンテンツ制作を受注した。

 このうちニデックの動画は削除・非公開化しておらず、11月18日時点で視聴可能という。ただし今後については、ニデックの第三者委員会による調査結果を踏まえ、削除・非公開化を判断するとした。その際は経緯も説明する方針だ。

 一方でオルツについては25年5月2日、同社と協議の上動画を非公開化。その後4カ月、PIVOTの公式サイト上で告知を続けたという。ただし事前の告知はしておらず、SNS上での批判につながったことから「対応に反省の残る経験となった。今後番組を非公開化・削除する場合には、その経緯も含めて周知する方針で取り組む」(PIVOT)としている。

 再発防止策として、広告掲載基準や審査も一部厳格化する。「公開情報の少ない未上場のスタートアップ企業や中小企業に関しては、オルツの事象以降、審査体制を強化している」(PIVOT)という。

 一方、上場企業については「証券取引所審査や公認会計士を含む専門家による厳しい精査を経ていることもあり、原則的には商材・サービスごとでの判断を行ってきた。他方、会計面の不正操作は、実務上検知が非常に難しい」とした。

 「今回の事象を踏まえ、コンテンツ制作および広告審査に関しては、より一層の注意を払っていく所存」(PIVOT)

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