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電話でメールアドレスを聞き出し、偽サイトへ誘導──「ボイスフィッシング」被害が急増、警察庁が注意呼びかけ
警察庁のサイバー警察局は12月4日、「ボイスフィッシング」による法人口座を狙った不正送金被害が急増しているとして注意を呼び掛けた。2024年秋ごろから被害が増えていたが、ここにきて再び急増しているという。
警察庁のサイバー警察局は12月4日、「ボイスフィッシング」による法人口座を狙った不正送金被害が急増しているとして注意を呼び掛けた。2024年秋ごろから被害が増えていたが、ここにきて再び急増しているという。
ボイスフィッシングは、銀行関係者などを名乗って電話をかけて個人情報を聞き出し、入手した情報を悪用して口座から不正に送金する手口だ。「顧客情報の更新が必要」などと偽ってメールアドレスを聞き出し、「更新用リンク」などを装ったメールを通じて偽サイトに誘導。ネットバンキングの認証番号などを入力させて情報を盗み取り、不正送金に至る──といったケースがみられる。
サイバー警察局は、詐欺電話の特徴として「見慣れない国際番号(+1 800など)からの着信」「自動音声ガイダンスが流れた後、担当者の声に切り替わる」「通話中にメールアドレスを聞かれ、リンク付きメールが送られる」などを挙げている。
企業側の対策としては、銀行から電話があった場合に営業店や代表番号に折り返して真偽を確かめること、インターネットバンキングは必ず公式Webサイトやアプリから利用することなどを呼び掛けている。
また、国際番号を利用した詐欺電話への対策として、国際電話の着信を受け付けない設定「国際電話着信ブロック」などの活用も推奨している。
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