LenovoとMotorola、共通AI基盤「Qira」発表 ペンダント型AI端末「ProjectMaxwell」も披露:CES 2026
LenovoとMotorolaは、デバイスの垣根を超えるAIプラットフォーム「Qira」を発表した。PCやスマホでAIの記憶や文脈を共有し、シームレスな体験を実現する。また、ペンダント型AI端末「Project Maxwell」のプロトタイプも公開。視覚と聴覚を共有する「常時寄り添うAI」のビジョンを提示した。
中国Lenovoとその子会社の米Motorolaは1月6日(米太平洋時間)、CES 2026で開催の「Lenovo Tech World」で、新たなAI戦略とフラグシップ製品群を発表した。
その中核になるのは「Qira」と呼ばれるクロスデバイスAIプラットフォームで、PC、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイスにわたってシームレスに動作するパーソナルAIと定義している。Qiraは単一のAIエクスペリエンスを実現するため、Lenovoの「AI Now」やMotorolaの「Moto AI」といった既存の技術を統合し、共通のナレッジベースとインタフェースを提供することで、ユーザーがどのデバイスを使っても継続したコンテキストや支援を受けられるよう設計されている。
ユーザーの指示に基づき、作業の継続やニーズへの先回り、状態の保持などを行い、背景での情報処理も可能にする計画だ。Qiraは2026年初めにLenovoの一部デバイスで展開され、その後Motorola製スマートフォンでもOTAアップデートを通じて対応していく予定だ。
その一環として、ペンダント型のウェアラブルAIコンパニオンのプロジェクト「Project Maxwell」も紹介した。これはMotorolaの312 Labsが開発中の概念実証で、Qiraエコシステム内で常時利用可能なコンテキスト認識AIとして機能する可能性を探るものだ。
Project Maxwellはカメラやマイクを備え、ユーザーの視界や音声を捉えながらリアルタイムで洞察や推奨を提供することを想定している。このプロトタイプは今後のデバイス開発に向けた試作段階のものであり、具体的な製品化時期や価格は未定だ。
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