Xの新アルゴリズムがオープンソースで公開 「おすすめ欄」選出のメカニズムは
米Xが新しいアルゴリズムをオープンソースで公開した。おすすめ欄に表示する投稿を選出するもので、GitHubでソースコードを確認できる。
米Xは1月20日(現地時間、以下同)、イーロン・マスク氏の予告通り、Xの新しいアルゴリズムをオープンソースで公開した。アルゴリズムはおすすめ欄に表示する投稿を選出するもので、GitHubでソースコードを確認できる。
新たなアルゴリズムでは、GrokベースのTransformerモデル「Phoenix」を活用し、投稿がエンゲージメントを獲得する確率を予測。結果を基に投稿をスコアリングし、上位の候補をおすすめ欄に表示する。
一連の工程は大きく7ステップに分かれる。まずは投稿を閲覧するユーザーのエンゲージメント履歴やフォローリストなど取得。次にそのユーザーがフォローしているアカウントの投稿とそうでない投稿から、表示するポストの候補を選出する。
その後、各候補には属性情報を付与する。例えば投稿者のユーザー名やサブスクリプションへの加入状況、投稿がテキストのみかそうでないか、動画の場合はその長さなどをタグ付けする。
次に、候補から古すぎる投稿やミュートワードを含む投稿、ブロックされたアカウントからの投稿、ユーザー自身の投稿などを排除。そして残った候補が閲覧やいいね、リプライ、リポスト、クリック、ミュート・ブロックされる確率をAIで予測し、スコアリングする。この際、いいねやリポストされる可能性はポジティブな要素として、ブロックやミュートされる可能性はネガティブな要素として評価する。
候補はスコアを基準に並び替えし、上位のものを残す。最後に、暴力的なコンテンツやグロテスクなコンテンツ、スパムをフィルタリングによって排除し、おすすめ欄に表示する。
Xは透明性を確保するとして、投稿の表示に関するアルゴリズムをオープンソースで公開する取り組みを続けている。マスク氏は今後、4週間おきに同様の取り組みを繰り返すとしている。
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