「SANAE TOKEN」名称変更へ 補償の方針も表明(1/2 ページ)
起業家の溝口勇児氏が運営する政治系YouTubeチャンネル「NoBorder」公式Xアカウントが、同チャンネル発で、高市早苗首相の名前が入った暗号資産「SANAE TOKEN」について、名称を変更すると発表した。今後、所有者への補償も行う他、事実関係を精査する検証委員会も設置する。
起業家の溝口勇児氏が運営する政治系YouTubeチャンネル「NoBorder」公式Xアカウントは3月4日、同チャンネル発で、高市早苗首相の名前が入った暗号資産「SANAE TOKEN」について、名称を変更すると発表した。今後、所有者への補償も行う他、事実関係を精査する検証委員会も設置する。
投稿によれば、NoBorderのチームは高市首相公認の後援会「チームサナエが日本を変える」や、neuという企業と連携の上、施策を進めていたという。しかし「高市総理側の発信を受け、コミュニケーションの取り方や認識の共有において十分とは言えない点があった」として、今回の対応に至ったとしている。
また「補償対象となるトークンホルダーを確定し、不適切な投機による混乱を防ぐ」として、3日正午時点での全保有ウォレットのスナップショット(その時点での状態の保存)も実施した。ただし、具体的な補償内容については触れていない。
溝口氏は4日、自身のXアカウントで「高市総理側の発信を否定する意図はない」と投稿。一連の対応に取り組むとしつつ、具体的な進め方は後日発表するとした。
SANAE TOKENは、NoBorderの新プロジェクトとして発行した暗号資産。公式Webサイトに「高市氏と提携または承認されているものではない」という注意書きはあるものの、高市首相のイラストを掲載するなど、本人の関与があるようにも取れる説明がなされており、SNSでは「詐欺に当たるのでは」「紛らわしい」などと物議を醸していた。
高市首相の「【公認】後援会」を名乗るXアカウントがNoBorderの投稿をリポストしたこともあり、SNSでは混乱が見られたが、2日には高市首相が自身の公式Xアカウントで関係性を明確に否定。3日には、金融庁が高市早苗首相の名前が入った暗号資産「SANAE TOKEN」の調査を検討していると、共同通信などが報じた。
後援会を名乗るXアカウントも3日、「誤解を避ける」としてリポストを解除。アカウントの投稿についても「高市早苗代議士に、逐次確認・承認等を受けたものではない」と釈明した。
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