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カイロス飛行中断のスペースワン社長「失敗と思っていない」強気の姿勢 今後にも影響なし

「衛星の軌道投入はできなかったが、多様なデータや経験を蓄積し、着実に前進できた。失敗とは考えていない」。宇宙事業会社スペースワンの豊田正和社長は3月5日、小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げ失敗を受けて記者会見を開き、これまで通り強気の姿勢でこう語った。

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産経新聞

 「衛星の軌道投入はできなかったが、多様なデータや経験を蓄積し、着実に前進できた。失敗とは考えていない」。宇宙事業会社スペースワンの豊田正和社長は3月5日、小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げ失敗を受けて記者会見を開き、これまで通り強気の姿勢でこう語った。

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記者会見の冒頭、頭を下げるスペースワンの豊田正和社長(右から2人目)ら(川村寧撮影)

 ただ、打ち上げの協力者や応援者に対しては、「皆さまの期待に応えられず大変残念に思い、心からおわび申し上げる」と頭を下げた。和歌山県串本町の打ち上げ地点周辺に設けられた見学場には同日、多くの宇宙ファンが集まり、打ち上げの様子を見守っていた。

 カイロスは初号機から3号機まで、顧客から軌道投入を依頼された衛星を搭載し、いずれも失っている。成功経験のないロケットに顧客の衛星を搭載することの是非を問われると、「ロケット打ち上げにリスクがあることを理解してもらい搭載している。これからもこういう形で一緒に挑戦を続ける」と説明した。

 今後の打ち上げを計画している4号機、5号機も衛星の搭載を顧客と契約済みで、3号機失敗の原因究明を行った上で、理解を求めるという。ただ、4号機以降の打ち上げ時期は、現時点で未定としている。

 同社は2020年代に年間20機、30年代に同30機のペースでロケットを打ち上げるとしている。3号機の失敗はこの計画に影響しないとし、「大きな変更をする必要はない」と語った。

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