Apple、動画編集プラグインのMotionVFXを買収 「Final Cut Pro」および新サブスク強化狙いか
Appleは、動画編集アプリ向けプラグインを手掛けるMotionVFXを買収した。MotionVFXは「Final Cut Pro」や「Premiere Pro」向けの高機能エフェクトを提供しており、Appleのパートナー企業でもあった。
米Appleは、動画編集アプリ向けプラグインを手掛けるポーランドMotionVFXを買収した。MotionVFXが3月16日(現地時間)、自社のWebサイトで発表した。買収総額などの取引の詳細は公表されていない。
MotionVFXは2009年創業のワルシャワに拠点を置く動画編集ツールを提供する非公開企業。Appleの「Final Cut Pro」、米Adobeの「Premiere Pro」、豪Blackmagic Designの「DaVinci Resolve」など向けのモーショングラフィックスやエフェクトのプラグインを提供している。Appleのグローバルパートナーの1社だ。
映画のようなカラーグレーディングとフィルムエミュレーション効果を提供する「mFilmLook」、Final Cut ProとApple Motion内で3Dモデルを直接使用できるプラグイン「mO2」、Final Cut Pro内でエフェクトやテンプレートを直接閲覧、インストールできるパネル拡張機能である「Design Studio」などで知られる。これらのツールはこれまで、月額12.99ドル(年間では129ドル)のサブスクリプションで提供されてきた。このプランが今後も継続されるかどうかは不明だ。
Appleは1月、6つのクリエイティブアプリとiWorkアプリのプレミアムコンテンツへのアクセスを提供するサブスクリプションバンドル「Creator Studio」をリリースした。MotionVFXのツール群がこのサブスクリプションに追加される可能性がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Apple、ささやき声解釈や顔の動き検知向けAIを手掛ける新興企業Q.ai買収
Appleは、オーディオ向けAIを手掛けるイスラエルのQ.aiを買収した。2013年のBeatsに次ぐ史上2番目の規模となる見通し。同社はささやき声の解釈や顔の微細な筋肉の動きを検知する技術に強みを持ち、創業チームはAppleに合流する。
「Final Cut Pro」や「Logic Pro」が月1780円で使い放題 Appleからクリエイター向け新サブスク
Appleが1月29日にクリエイター向けサブスクリプションサービス「Apple Creator Studio」の提供を始める。動画編集ソフト「Final Cut Pro」や音楽制作ソフト「Logic Pro」などが使い放題になるサブスクで、料金は月額1780円もしくは年額1万7800円。
Appleが初のゲームスタジオ買収 「忍び足のサスクワッチ」のRAC7
Appleが「Sneaky Sasquatch」開発元のRAC7を買収したと報じられた。同社がゲームスタジオを買収するのはこれが初。Appleは、RAC7チームの参加を歓迎し、Arcadeでの優れたゲーム体験提供を続けると表明した。
「iPad Air」に新モデル M4チップ搭載、メモリは12GBにアップ 9万8800円からと据え置きに
米AppleがM4チップ搭載の新「iPad Air」を発表した。前世代のM3モデルより最大30%高速で、ユニファイドメモリは50%増の12GBに引き上げながら、11インチの価格は9万8800円、13インチは12万8800円からで据え置きとなる。Apple設計のN1(Wi-Fi 7対応)とC1Xセルラーモデムを初搭載し、3月11日に発売する。

