動画編集ソフトなのに写真レタッチが可能に 「DaVinci Resolve 21」β公開、「Photo」新設
豪Blackmagic Designは4月14日、映像編集ソフト「DaVinci Resolve 21」のパブリックβ版を、米ラスベガスで開催中の「NAB Show 2026」に合わせて公開した。静止画編集専用の「Photoページ」を新設したほか、AIツールを中心に100以上の新機能を追加した。基本版は無料でダウンロードでき、有料の「Studio」版は295ドルだ。
豪Blackmagic Designは4月14日、映像編集ソフト「DaVinci Resolve 21」のパブリックβ版を、米ラスベガスで開催中の「NAB Show 2026」に合わせて公開した。静止画編集専用の「Photoページ」を新設したほか、AIツールを中心に100以上の新機能を追加した。基本版は無料でダウンロードでき、有料の「Studio」版は295ドルだ。
DaVinci Resolveは映像編集・カラーグレーディング・VFX・音声編集を1本に統合したポストプロダクションソフトで、ハリウッドの映画・テレビ制作現場でも採用されている。これまで映像専用として展開してきたが、今回のDaVinci Resolve 21で静止画(写真)編集にも対応した。
新設のPhotoページでは、キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムのネイティブRAWファイルをそのまま読み込んで処理できる。カーブ、パワーウィンドウ、ノードグラフといった映像向けと同等のグレーディングツールを静止画に適用でき、アルバム単位でのライブラリ管理も備える。カメラとのテザー撮影やBlackmagic Cloudを介した複数ユーザーのコラボレーションにも対応する。
AI機能では、被写体の焦点位置を指定してその前後をぼかす「AI CineFocus」、テキストから合成音声を生成する「AI Speech Generator」(10秒の音声サンプルからボイスモデルを構築できる)、人物の年齢を増減させる「AI Face Age Transformer」などを追加した。自然言語でメディアプール内のクリップや人物を検索できる「IntelliSearch」も実装するとしている。
Fusionページでは70以上のコンポジット・グラフィックツールをまとめた「Krokodove」のネイティブ統合を追加するとしている。カット・編集ページではキーフレーム編集を改良し、ループやピンポンモードのイージングアニメーション設定と4点ベジェによる映像リタイミングが使えるようになった。
パブリックβ版はBlackmagic Designのサポートページから即日ダウンロードできるほか、既存のStudio版ライセンス所持者は無償でβ版を入手できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
アドビとは異なるアプローチ 動画編集にどうAIを使うか、「DaVinci Resolve 20」の新機能を探る
4月5日から9日まで、米国ラスベガスにて毎年恒例のNAB Showが開催された。数多くの製品やソリューションが公開されたが、プロ機の世界では発表後すぐに販売が開始される例は少ない。まずはNABで反応を見てさらに方向性を調整したのち、年内に発売といった流れが通常である。
「DaVinci Resolve」とソニーの映像制作クラウドが連携可能に 使い勝手をチェックしてみた
Ci Media Cloudは、ソニー製のカメラからのオンラインアップロードに対応するのが最大の特徴だ。これがDaVinci Resolveとワークフロー連携できることになった。この拡張機能を使う事で何ができるのか、試してみた。
クラウドとNASの“いいとこ取り”? Blackmagic Designのローカルストレージ「Cloud Store」を試す
映像制作のワークフローにおいて、クラウドストレージを利用するケースは割と大掛かりなプロジェクトに限られていた。しかし、シンプルに「手分けして編集したいが一箇所に集まれない」とか「リモートで仕事を頼みたい」といった用途のために使いたいというニーズもある。そこで、「Blackmagic Cloud」と「Blackmagic Cloud Store」の組み合わせを試してみた。
無料で使える多機能カメラアプリ「Blackmagic Camera」に、待望のAndroid版が登場
豪Blackmagic Designは6月24日、動画撮影に特化した無料のカメラアプリ「Blackmagic Camera」のAndroid版を公開した。同社のハイエンドカメラなどとのUIをスマートフォン用にアレンジ。幅広い設定が可能な他、「DaVinci Resolve」や「Blackmagic Cloud」など、同社の他製品群との連携も可能だ。
「チームで作業」の強い味方? DaVinci Resolveのクラウド機能「Blackmagic Cloud」を研究してみた
DaVinci Resolveにクラウド機能が追加されたのは、2022年のバージョン18の時。発表されてからかなりの期間、日本ではアクセスできなかったことから、あまり利用されてはいないようだ。今回は「Blackmagic Cloud」の可能性を探ってみたい。


