Geminiの「パーソナルインテリジェンス」で「Googleフォト」反映画像生成可能に
Googleは、「Gemini」と「Googleフォト」を連携させた、パーソナライズ画像生成機能を発表した。ユーザーは、自身のフォトライブラリに基づいた画像生成を行える。例えば、自分や家族を主役にした画像作成も可能だ。データはモデルのトレーニングには使用されず、プライバシーに配慮した設計となっている。
米Googleは4月16日(現地時間)、日本でも14日から提供を開始した「Gemini」とGoogleの一連のサービスを連携する機能「パーソナルインテリジェンス」で、画像生成モデル「Nano Banana 2」と「Googleフォト」のデータを活用したパーソナライズされた画像生成を可能にしたと発表した。
パーソナルインテリジェンスを通じて得られたユーザーの好みを「Nano Banana 2」と直接統合することで、ユーザーはパーソナライズされた画像を生成するために、詳細な長文プロンプトを入力したり、コンテキストを与えるために参照画像を手動でアップロードしたりする手間を省ける。
利用するには、Geminiであらかじめ「Googleフォト」などのアプリ連携を有効にしておく(初期設定では無効になっている)。あとはシンプルな指示を出すだけでGeminiが自動的にユーザーの好みを読み取って画像生成に反映させる。
例えば、「理想の家をデザインして」と指示するだけで個人のライフスタイルや好みが反映された画像を出力したり、Googleフォト側であらかじめ自分や家族などをラベル付けしてあれば、人物情報を活用して「自分と家族がお気に入りのアクティビティを楽しんでいるクレイアニメ風の画像を作成して」と依頼し、自分たちを主役にした画像を生成したりすることが可能だ。生成結果が意図と異なる場合は、言葉で修正を指示したり、Googleフォトから別の参照写真を直接選び直したりしてコントロールできる。
この機能は、まず米国の「Google AI Plus」「Pro」「Ultra」プラン加入者に向けて今後数日間で順次展開され、将来的にはChromeデスクトップ版など、より多くのユーザーへの提供を拡大する予定だとしている。
プライバシーに関するデータの取り扱いについては、ユーザーの個人的なGoogleフォトのライブラリがAIモデルのトレーニングに直接使用されることはないとしている。機能向上のための学習にはプロンプトやモデルの応答といった限定的な情報のみが用いられ、Geminiとのアプリ連携もユーザー自身が設定からいつでも変更可能なオプトイン方式が維持されている。
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